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■ゲーム脳・・・

投稿者 bois : 2004年09月01日 | [EDIT]

以前、「ゲーム脳の恐怖」という本が話題になったことがありました。

その著者が、再びやってくれました。

ITに殺される子どもたち 蔓延するゲーム脳
森昭雄著 ITに殺される子どもたち 蔓延するゲーム脳

 前書が話題になったのに気をよくしたのか、値段がごっつい上がってます(*´−`)・・・
 内容はというと、ゲームへの批判だけには飽きたらず、パソコンにまで批判するように。。
 コンピュータ上と、紙で同じ小説を読むのを比較して、コンピュータのほうは目で情報を追っているだけで脳が働いていないとか言う始末。
 書中の至る所で、社会的に注目された事件を挙げ、なんのデータも示されないまま、極論を展開するすばらしい作品です。このときのキーワードは「思われます」「推測されます」「感じました」。
 結局何の情報も提示されず、著者の勝手な推測を延々と垂れ流すのみ。

 この手の研究は、サンプルとする被験者の数が多ければ多いほどいいのは当然のことですが、この著者は、一人二人を調べて「自分に都合の良いデータ」が取れたら、それをそのまま使ってしまっているようです。
 グラフや割合を示すデータも、被験者の数が提示されておらず、まったく無意味なデータになっています。
 途中でサッカーをやっている最中の脳波がでてたのですが、著者が「ゲーム脳」と言う脳波の状態と区別が付かない。サッカーをやってる時もゲーム脳になるんじゃ、何やっても意味無いじゃんと思いきや、「サッカーに夢中になっている」ためと言い逃れ。なんたるご都合主義。
 むしろ「夢中になる」ことは良いことでは?
 好きこそものの上手なれ。夢中になっている時の脳波と、ゲーム脳の脳波が似ているのならば、積極的にゲーム脳になれとも読み取れます。

 見方や思いこみによってどうとでもとれてしまうお話の展開にうんざり。

 最後に彼の言葉を真似て締めたいと思います。

 私が思うに、この著者は、自分の理解できない新しい価値観や新しい技術に脳が適応できず、ストレスを感じるために前頭前野の働きが低下しており、本来すべき基礎データの収集を怠り、自分の都合の良いように結論をねつ造してしまう短絡的な行動にでたのだと思われます。私はこれを「森脳」と命名しました。
 森脳になると、自分の正しさを主張することにのみ快感を感じるようになり、間違いを指摘されても、それがどうして指摘されたのか理解できなくなると推測されます。
 私はこれを「森脳の恐怖」と呼び恐れています。


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