« ソースコード検索 | メイン | NintendoDS »

■プログラマと企画とデザイナ

投稿者 bois : 2004年11月30日 | [EDIT]

 プログラマは大抵、後々楽をするためにシステムを作ったり拡張したり、楽に最大限の効果を得られるようなプログラムを好むのではないかと思う。いや、単に自分がそうってだけですすみません。
 例えばRPGでいうところのシナリオを作るのも、テキスト表示、フラグの管理、選択肢メニュー、シナリオの分岐とかが基本になるわけだけど、それを全部プログラマがモッリモリとプログラムするのも一つの手だし、単純なテキストファイルやエクセルにシナリオを書いて、それをコンバートして動かすとかも手だったり。いろんなやり方がある中から、「自分」が「楽」で、なおかつ「効果的」なものを「自分の技術力」と相談して選択している。
 できないことはできないし、仕事でやる場合は「納期(スケジュール)」があるから、風呂敷を広げてもできないことのが多くなる。
 プログラマは、企画屋さんとデザイナさんと対立しているわけではないが、何かと意見がすれ違うことが多い気がする。まぁへっぽこプログラマだからだろうけど。
 こちらは「機能美」であったり「使いやすさ」と、自分のために「作りやすさ」を前提に思考を進めるが、企画屋さんは風呂敷を広げる方向へ、デザイナさんは美を追究する方向へ、プログラムで実現可能かどうかなんてことは(ほとんど)考えずに突き進んでいく。
 キャラクタの特徴を決めるメニューや、何かを選択するメニュー、そして、ユーザーへ何かを伝える各種表示物を作る場合、デザイナや企画屋さんは「すべてを特徴的な独立したメニュー」で構成しようとする。選択肢が出る度に全く違うメニュー。「キャラクタ設定メニュー」「商品選択メニュー」・・・
 それそのままをプログラムすれば、そのメニューの数だけプログラムを組まないといけないほど汎用性の全くないメニューを仕様書にドロドロと書いてくる。
 期限が無限にあって、お金も沸いて出てくるならばやってもいいかもしれない。
 だけどプログラマは「プログラムを作れば作るほど、バグも増える」ことを知っているし、「バグが増える=テスト期間の長期化」も知っているし、何よりも「コード量の増加=複雑さの増加」であることも身をもって知っている。
 だからこそ「楽」に「最大限の効果」を得られる技術をより多く知りたいと思うわけだ。

 パッと見で「ここに○○を追加」と、文章で言うと極簡単なことでも、プロジェクトの終盤では追加できないことがある。それはそこまでに作ってきた糞味噌なプログラムが悪いことももちろんあるが(ダメ)、それを追加することによって発生する「テスト期間」を十分に満足させられない恐怖があるからだ。
 1行の追加が、それに関連する(時には全く関連しないとも思われる)箇所に影響を及ぼす。
 終盤での追加はそれまでに積み重ねてようやく全貌が見えてきたパズルのピースを、1ピース増やすことなので、「1ピース追加するためのスペースを無理矢理こじ開ける」作業に近い。
 (もちろん、それまでに作ったプログラムが糞味噌なのが原因なんだけど(ダメ))

 デザイナは、美しい画面を作るために、ロード時間や容量やハードのスペックなんてお構いなしで、なおかつツールでできること=商品に搭載可能なことと勘違いして、ハイクオリティなデータを作ってくる。
 それを再生するのはツールではなくて、商品に組み込む極小さなプログラムで、当然そんな表現力はないのだけど、どこまで出来るのかはデザイナさんには分からない。
 (まぁ、へっぽこプログラマにも分からないわけですが(ダメ)

 だから、最初に「データ上限」を決めるわけで、画像の容量は最大○ドット×○ドットで、何色で、容量は何KBで、ポリゴン数は画面中に○○ポリゴンで、と「推定」する。
 実際にプログラムができあがっている状態でなら表示してみれば済むことだけど、これから作るところだから、おおざっぱな丼勘定であることが多い。数値目標というか、これくらい出来たらいいよね、という期待を込めた数値をプログラマが提示する。
 デザイナは何を思ったのか、その数値+1.5倍くらいのデータを自慢げに作ってきて、「いやあポリゴン少なすぎ」「テクスチャもっとでっかくしていいよね、入るよね」とか言い始めて、無理ですとか言ってんのに最終的には目標数値の1.25倍くらいに。
 当然処理落ちで目も当てられない状態に。そこで極めつけは、
デザイナ「○○(他社商品)ではやってたよ」
 もちろんデザイナは悪意を持って言っているわけではなし、それが実現できればすばらしいことをプログラマも理解している。
 それを実現できないへっぽこプログラマなのが原因なんだけど(ダメ)、ライブラリ構築と、ゲーム開発と、ツール開発と、テストと、すべてを一人のプログラマがやって、分業0状態なのに、ものすごい人数を掛けて開発してる他社製品と比較すんなよと文句も言いたくなる。まぁ実際のところ、分業してもそんなの無理なんだけど(ダメ)。
 なんかすっきりだれもよんじゃいない(*´−`)


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

http://www.boiscreative.com/blog/mt-tb.cgi/54


コメント

業種は違っても、状況は似てるかも。
http://slashdot.jp/askslashdot/04/11/29/0953244.shtml
ここから辿れる「プログラマと付き合う」ってページも面白い。

投稿者 ふる : 2004年12月01日 01:35

/.は見てたんですが、リンク先までは見てませんでした。
面白いですねぇ。一部言い過ぎな気はしますが、共感できるところが多い。
今、デバッグの真っ最中なんですが、社員のデバッグ報告の質が悪すぎるのがストレスの原因に・・・。
「ロード中に止まりました」
前後関係の報告とか全くなくて、なんかよく分からないけど止まったらしいことしか分からない。。。
報告の仕方を直すようにお願いしても、「緊急事態なんですよ!止まったんです!」とか・・・もうね・・小学生かと・・

投稿者 BOIS : 2004年12月01日 10:17




ログイン情報を記憶しますか?